今までの生き方、これからの仕事や生き方について参考になるものはないかと思って手に取った本。
仕事や家庭に行き詰まっていた保険営業マンの主人公が、不思議なタクシーに乗ることで人生を好転させていく話でした。
さっと読みやすく、見失っていた自分の本心を見つめ直すきっかけになった。
自分の存在価値や自分の才能や今の職場で働き続けていいのか迷っていた中で初心を取り戻してくれた本でした。
目の前に一生懸命に、目の前にあることは先祖から受け継がれてきたものとか、どこかで聞いたことがある言葉も、話の流れが今の自分の現状に合っていて、ちょっと前を向けるようになった一冊だった。
自分の価値を相対評価で判断しようとすると見失うものが多いと思う。
成績は数字で表われるものもあるけれど、数字にならない繋がりをもたらすことがある。ただ、その繋がりを作り出していくには、自分の感情を整え、体調を整えることの難しさと大事さがあるのだ。
なんで整えるか、なんのために整えるのか常に自分に問いかけることが大事である。
結局は自分が健やかであるためだが、誰かに評価してもらうために建前上の元気を作っていた自分からしたら、本心を見失っていたのでこの本に出会えてよかった。